米金融情報サービス大手のブルームバーグは12日、報道部門の記者が、顧客の情報端末の利用状況を自由に覗くことができる状態になっていた、と発表した。
同社によると、報道部門の記者が、ブルームバーグ端末の顧客である、ゴールドマンサックスなどの端末をのぞいていたいという。
そして、NYポストの報道によると、記者がゴールドマンに端末を最近使っていないということを確かめるために問い合わせをしたことで、事が発覚したという。
編集長のマシュー・ウィンクラー氏は緊急コラムを執筆し、その中で「信頼を失墜させ、たいへん申し訳ないことをした」と謝罪している。
同社は内部調査を進めているが、現段階では、金融機関の売買取引などについての閲覧はなかったといい、インサイダーなどの懸念はないという。