Jトラストが過去最大のライツイシュー実施か

 ノンバンク大手Jトラストが、既存株主に無償で新株予約権を割り当てる「ライツ・イシュー」を使って1000億円増資する、と日経新聞が伝えた。ライツイシューによる資金調達では最大となる。同社は「本日の一部報道について」として、「当社が発表したものではなく、決定した事実でもない」と否定した。

 ライツイシューは、各株主に対し株式数に応じて新株予約権を割り当てるため、株式価値の希薄化を招くことが懸念され、株価の下落にもつながる。

 過去にこの方法を使った資金調達を行ったケースとしては、タカラレーベン、エーディーワークス、日本エスコンなどがある。

 報道では、既存株主に充てる株式の行使価格は1800円程度だといい、調達した資金は、今後の債権買い取りや買収資金などに充てる、と見られる。

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