【不動産投資】反町隆史、松嶋菜々子夫妻、ドーベルマン訴訟の背景

 反町隆史さん、松嶋菜々子さん夫妻が住む東京都内の高級マンションで飼育するドーベルマンが、著名デザイナーの妻を噛んで負傷させる事故が昨年起きた。その後、デザイナー家族が引っ越したことによって、管理会社が契約期間の賃料約5225万円を受け取ることができなかったとして、損害賠償を求めた訴の判決が東京地裁で14日行われ、反町さん夫妻の責任を一部認め385万円の支払いを命じた。

夫妻による間接的な損害

 宮坂昌利裁判長は「夫妻は間接的損害を一部、賠償する義務がある」として、385万円の支払いを命じた。

 名門小学校が近い、東京都内の高級住宅地にある一戸あたり約230平方メートルで月額賃料175万円という高級賃貸物件で起きた事件。まず、あらましは次のようなものだ。

 訴状などによると、事故が起きたのは昨年5月。松嶋さんの長女(当時6つ)が、ドーベルマンを連れている際に、マンション供用部で、デザイナー夫人の右大腿部に噛みつく事故が発生。松嶋さんが車に乗せて病院に連れていった(現在は両者の間で示談が成立)。牙が足に2センチ入り込んでおり、医師からは「一生傷が残るかもしれない」と言われたという。

 その直後にデザイナー家族は約6年半住んでおり、契約期間は2年間残っているものの、引っ越しを行った。原告の管理会社側は「(ドーベルマンの)事故以外に契約を終了する原因はなかった」と主張している。

 争点は、このマンションの動物飼育の規定。そして、事故の当事者同士で和解は成立しているものの、被害者に部屋を貸していた管理会社が、空室となった原因が事故を引き起こした反町さん夫妻にある、と主張し、その後の契約期間の補てんをも求めた点にある。

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