和製SNSのmixiを展開するミクシィは15日、創業者の笠原健治社長(37)が代表権のない会長に退き、新社長には30歳の朝倉祐介執行役員が就く人事を発表した。6月の株主総会で正式決定する。
笠原氏は、その知見を生かして新規事業を生みだすことに専念し、会長として重要な会社の意思決定にも携わるという。
朝倉氏抜擢は、スマートフォンへの急激なシフトが市場では起きており、それに対応するために、経営トップの大幅な若返りを図って飛躍につなげていこうというもの。
笠原氏は、朝倉氏について「ロジカルとエモーショナル両面を併せ持つ人物。まだ30歳とひじょうに若いのも魅力的です。そんな彼に代表を託したいと考えています」と評した。
2人の大学の先輩後輩の間柄でもあり、朝倉氏は「強い責任を苦汁と同時に、今まで以上に社業発展に尽力する覚悟でおります」とした。