コロプラ社長、35歳でビリオネアに

株価急騰の陰には長い育成期間が

 当初は別の会社に勤務しながら自らがゲームを運営を行ってきたのだという。 しかし、そのうち独立してコロプラに専念して独立するようになる。08年にコロプラを会社として設立し、仲間とともに本格的に打ち込み、09年1月には月間総PVが1億を突破した。

 現在ではスマホアプリゲームでは、「Kuma the Bear」シリーズ、「秘密探偵」などを手掛けるなど、数多くのヒットを生み出している。

 12年には東証マザーズ上場を果たし、今年に入ってからのスマホ向けアプリの累計ダウンロード数は2000万に達した。

 会社勤めをしながら、ゲーム運営。後にゲーム運営に専念した点は、グリー創業者の田中良和氏とどこか似ている。ゲームとは自ら生み出し、そして育てるという長い年月がかかるものだということを思わせる。

 この下地が、アベノミクスで火を噴いたというところだろう。馬場氏は会社HPで、目標を、オンラインをオフラインの世界につなげて、スマートフォンのエンターテイメントで世界一を目指すとしている。

 海を渡って苦戦気味の日本製だが、馬場氏のチャレンジは成功するかどうか、注目だ。

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