16日の東京株式市場の日経平均株価は続伸して取引がスタートしたが、9時半現在はマイナスに転じている。
寄り付き前に発表された1~3月期の実質国内総生産(GDP)が、前期比年3.5%増で、事前の市場予想を上回ったことなどが材料視された。前日の米国株式市場で、NYダウが史上最高値を更新していることも材料視されたが、過熱感もあり、当面の利益を確定する売りが出始めている。東証1部の値上がり銘柄は40%程度にとどまっている。
個別では原発再稼働を意識して、東電をはじめ電力会社が上昇。また、1:100の株式分割の実施が発表された第一生命保険も高値を更新している。