スポーツ選手年収ランキング、日本のボクサーのリスクヘッジ

 米スポーツイラストレーテッド誌が、米国で活躍するスポーツ選手の年収ランキングを発表し、1位は昨年に引き続き2年連続で、ボクシングのフロイド・メイウェザーJr選手(36)だった。推定9000万ドル(約92億円)で世界の全スポーツ選手の中でも最高額だった。

 ◆年収ランキング(総年収、スポンサー料、競技)
1 フロイド・メイウェザー 9000万ドル(9000万) ボクシング
2 レブロン・ジェームズ  5654万ドル(1754万) NBA
3 ドリュー・ブレス    4780万ドル(4000万) NFL
4 コービー・ブライアント 4685万ドル(2785万) NBA
5 タイガー・ウッズ    4083万ドル(783万) ゴルフ
6 フィル・ミケルソン   3952万ドル(352万) ゴルフ
7 デリック・ローズ    3340万ドル(1640万) MBA
8 ペイトン・マニング   3100万ドル(1800万) NFL
9 アレックス・ロドリゲス 2990万ドル(2900万) MLB
10 ザック・グレインキー  2902万ドル(2900万) MLB
※敬称略

 米国では、生まれが貧しくて学問の機会を与えられなくても、若くして成り上がるための方法がスポーツと芸能である。スポーツマーケットの大きさが日本とは比べ物にならないくらい大きいために、成功すれば巨額のリターンが待っている。


フロイド・メイウェザーJr.選手 (スポイラ誌インタビュー動画より)
 それは、ランキング入りした他の選手にしても同様だ。5位のタイガー・ウッズ選手は競技成績は、スキャンダル以前のような輝きはないものの、スポンサー収入などその他の収入が大きく、自身をうまく商品化した成功例だ。

 日本ではリターンがここまで巨額ではないために、これは、そっくりそのままあてはめることは難しい。少し日本の現状も見ておくことにする。

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