東海テレビ入社は実は正解だった本仮屋リイナさん

名古屋ではステータスの高い局

　リイナさんは、東京のキー局のアナウンサー職も受けたというが、行きついた先が東海テレビだった。では、その東海テレビとはどのような局なのか。

　東海テレビは、フジテレビのネットワーク系列に入る。地元の名古屋では、老舗の中部日本放送（ＴＢＳ系）とともに2強を形成しているという。中日ドラゴンズの放映権を持っていたり、収益の生命線でもあるＣＭ出稿でも強く、日本最強のブロック紙である中日新聞社からも役員が派遣されるなど関係が深い点も強みだろう。

　また、ステータス面においても、地元でもひじょうに高く、「地元の名士的な存在。いいとこの子供もたくさんいるし、局のイメージも華やか」（名古屋駐在経験のあるマスコミ関係者）というほどだ。

　「東海テレビさんのアナウンサー採用基準は、やはりフジテレビ系列ということもあるのか、容姿は他局よりもあると思います」と名古屋の放送関係者はいう。地元マスコミ界においても華のある存在なのだ。では、名古屋の女子アナライフとはどんなものなのか。

　前出の芸能関係者は「東京ではとにかく追っかけがたくさんいます。静かに過ごせる環境で適度に都会の名古屋は仕事に集中しやすいのではないでしょうか」と話す。

　現在はＴＶ局も不況であり、電車がある時間帯の通勤は、女子アナでも送り迎えは基本的にはないという。あまり守られていない環境のため、街中で撮影された写真が出回ることもある。

　その点、名古屋の放送界においては、「それなりに顔も知られて人気がある人はありますが、女子アナの追っかけなんか、一度も見たことがありません」（同）という。過剰にもてはやされるということがないのも、ある意味で良いのか。

　ただし、その点が逆に野心に火をつける面もある。