東海テレビ入社は実は正解だった本仮屋リイナさん

負け組なし?

 前出の関係者は「名古屋の女子アナは、東京に行きたいと思っている人がたくさんいるんです」という。実は野心家であり、名古屋での局アナの経験を生かしてステップアップしていこうと心の中に炎をくすぶらせているのだ。ロケの衣装も自前で、ヘタをすれば取材の際にはカメラさんを手伝うということもある。そこは地方局ならではで、「もっと目立ちたい」という炎が自然と出てくるのだろうか。

 だから、すぐにやめる人が多くなったために、女子アナに対して契約社員という雇用形態を取ったことがあるという。残りたい人は、形式的な入社試験を受けて仕事を
続けるというようなケースもあったそうだ。

 ちなみに名古屋に残った場合でも負け組とは言い切れないのだ。「社内結婚が半分くらいはいます」と前出関係者。キー局や大阪でも、社内結婚は多いのだが、名古屋の放送界も同様なのだ。

 なぜ負け組ではないかというと、中部日本放送で、平均年収1186万円(社員平均年齢41.5歳)となっている。3、40歳代でも、単純計算で年収2000万円の世帯が誕生するからだ。

 リイナさんは将来的には、東京で活動をすると見られている。前出芸能関係者は「考えられるのはお姉さんがいるスターダストさんとか、女子アナ系の事務所あたりでしょうか」という。名古屋スタートは、意外に正解かもしれない。

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