Facebook初代社長、10億円の挙式、その場所に2億円寄贈

 米カリフォルニア・コースタル・コミッションは3日、フェイスブック初代社長で、ナップスターなどの設立に関わった大富豪ショーン・パーカー氏から、250万ドルの寄付と、IT、マーケティングなどから環境保全に協力するとの契約を交わしたと発表した。パーカー氏は「BigSur(ビッグサー)」と呼ばれる名所で総費用1000万ドルという超豪華な挙式を行うにあたって、同地の環境保全に貢献したいとの思いから、コミッションと同意した。

200万ドル以上の高級住宅ばかり


ビッグ・サー
 ビッグ・サーとは、サンフランシスコから南に約200メートルのところに北端があり、米国の海岸線にセリ立つ山脈として最も標高が高く、その美しい景観から、数多くの芸術家たちに愛された場所である。人口は約1000人程度とほとんどいないものの、住宅価格は、そのほとんどが200万ドル以上という高級住宅街となっている。その自然の景観に魅かれる人がいるという場所でもある。

 挙式の場所に選ぶ人は珍しいが、パーカー氏は、「地球上でもっとも神秘的な場所である、ここで挙式したいとずっと思っていた」として、婚約者の歌手アレキサンドラ・レナスさんとの挙式にこの場所を選んだ。

 ショーン・パーカー氏は昨年、フェイスブックの新規株式上場によって28億ドルの資産を得たとされる。現在は会社を追われてはいるが、いまだに西海岸では影響力のある30代の起業家である。

 そして、そのパーカー氏が計画した今回の挙式の総予算は1000万ドルという豪華なものだった。

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