木曜日からでも間に合う週刊経済誌ランキング、PB商品ばかりでつまらなくなった売り場

 今週の週刊経済誌ランキング1位は、流通の最善円を取り上げた「日経ビジネス」。「売り場」「品揃え」「接客」において画一化を壊す企業を紹介している。

 ◆1位 日経ビジネス 流通新勢力
 プライベートブランドを増やし、似たような売り場作りで商品を売る流通大手。そこに待ったを唱え、独自の手法で展開し成功を収める企業がある。特集では「売り場」「品揃え」「接客」において画一化を壊す企業を紹介している。

 例えば北九州市に本拠を置く地域スーパーのハローデイ。ここには「ハロリンピック」と呼ばれる、従業員の考えた陳列方法から新商品まで広く評価する社内コンテストがある。メリーゴーラウンドの様な「売り場」を自作し、来店客の足を止めたパート従業員が表彰されるなど、内容はユニークだ。2013年度は815億円の売上高を見込んでいる。

 ◆2位 週刊エコノミスト 景気の壁
 アベノミクスに立ちはだかる7つの関門を詳らかにする。7つの関門とは「制御不能な長期金利」、「輸出:限定的な円安メリット」「外需:頼みの中国は景気停滞」「設備投資:製造業に過剰感」「公共事業:人件費急騰」「消費税:増税が消す緩和効果」「地方経済:アベノミクス浸透格差」だ。

 ◆3位 週刊ダイヤモンド 投資マネー異常事態
 5月22日、バーナンキFRB議長がQE3の年内縮小を匂わせると、翌23日、日経平均株価は大暴落した。大規模金融緩和によって発生した”中央銀行バブル”で何が起きてどこに向かうのか、「彷徨う投資マネー」の行方を占う。「黒田緩和が迫るリスクテーク」と題し、機関投資家の現状を追う。さらに「熱狂する個人マネー」では、個人投資家の成功談と、円安により次のトレンドとなりつつある国内株投信が語られる。そして、2年後の日本の姿も。

 第2特集の「2040年 全国市町村 財政貧乏度ランキング」も興味深い。

 ◆4位 週刊東洋経済 マンション時限爆弾
 老朽化すると建て替えや修繕にお金がかかり、空室も増える。管理者や組合員が高齢化すると、滞納や機能不全を起こす。そして、負の相乗効果でタイムリミットが近づく。特集ではマンションが抱える時限爆弾を4つの切り口で解説する。

 第2特集は「成長戦略の隠し球 カジノ解禁!!」。澤田秀雄エイチ・アイ・エス会長はインタビューで、ハウステンボスの成功例を挙げ、九州誘致を強く推す。

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