「星野リゾート」が7月に東証にREIT上場

 リゾートホテル、旅館の再生と運営を手掛ける星野リゾートが、東京証券取引所に不動動産投資信託(REIT)の上場申請を行い、7月12日に新規株式上場することが決定した。リゾート業界のREIT上場は日本では初となり、外資系高級ホテルなどとの資金獲得競争を有利に進めるなどの狙いがある。

 昨年から、日本のREIT市場は基準価格も上昇し、新規上場ラッシュ、増資ラッシュ、さらにはシンガポール法人の上場などここ数年になかった動きが出ている。そうした中で、ブランド力と人気を誇る星野リゾートの上場は、十分な話題だ。


星野リゾート公式サイトより
 上場日は7月12日、ブックビルディング期間は6月27日から7月9日までとなり、数百億円規模の資金調達になると見られている。

 REITによる資金調達の背景として、外資系高級リゾートとの戦いが視野にあると見られる。というのも、米国などでは、リゾート、物流、病院など特徴があるREITが数多くある。オフィス型、住居型が中心の日本とは事情が大きく異なっている。

 そうした競争環境で、星野リゾートもREITによる資金調達に踏み切ることになった。

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