「星野リゾート」が7月に東証にREIT上場

 同投資法人は「観光産業の中核となり、安定的な利用が見込まれるホテル、旅館や付帯施設に投資する。中長期的な観点から運用資産の着実な成長と収益の安定的な確保を図る」としている。

 投資法人は星野リゾートが100%出資の親会社となるため、その地盤を生かして、「星のや」「星野リゾート 界」「星野リゾート リゾナーレ」への3ブランドへの重点投資が望ましいと考えているようだ。

 ただ、ここでどのREITでも問題になるのが、スポンサー会社と運営会社との利益相反。スポンサーの都合で高値で引き取らせるなど、これが「REITはスポンサーのごみ箱」と揶揄される所以でもある。

 社長には、スポンサー会社の執行役員である、秋本憲二氏が就任。ただ、コンプライアンス委員会などを設置し、利益相反には目を光らせていくという。

 投資基準は次のようなものだという。
・立地 投資対象ブランドにふさわしい立地
・金額 1件あたりが5億円以上
・取得価格 不動産鑑定評価をもとに判断(利益相反にならないように)
・運用実績 原則として過去の運営実績がない未稼働のものへ投資しない

1 2 3
よかったらシェアしてね!
目次
閉じる