アンドリュー・ビール氏(Forbesより)
大学こそ中退したが、数学への情熱は持ち続け独学で学び、フェルマーの最終定理も学んできた。
数学好きが高じて、米数学学会に97年、最初のビール賞を設立した。この問題を解いてもらうためだ。その時の賞金が10万ドルで現在の10分の1でしかなかった。その後も50万ドルに賞金を引き上げたが、まだ証明はされずに現在にいたっているのだという。
ビール氏の仕事の時間は、午前10時半から午後2時半までだという。しかも、昼食の時間はたっぷり取るのだそうだ。
そして、後は数学の知識を生かして、ポーカー、バックギャモンなどに興じるという。ギャンブルにもめっぽう強く、ポーカーの大会に出場するほどだ。かつては1日で1億円以上稼いだ日もあるという武勇伝を持つ。
ビール氏は「これで若い数学者が触発されてくれればいい」と学会を通じてコメントしている。