数学マニアの大富豪の問題に正解したら賞金1億円


アンドリュー・ビール氏(Forbesより)
 貧しい家庭に生まれたビール氏は、大学に入るも中退。しかし、1988年にテキサス州に自身の銀行ビール・バンクを設立し、次々に銀行を買収していった。現在の資産は85億ドルの大富豪だ。

 大学こそ中退したが、数学への情熱は持ち続け独学で学び、フェルマーの最終定理も学んできた。

 数学好きが高じて、米数学学会に97年、最初のビール賞を設立した。この問題を解いてもらうためだ。その時の賞金が10万ドルで現在の10分の1でしかなかった。その後も50万ドルに賞金を引き上げたが、まだ証明はされずに現在にいたっているのだという。

 ビール氏の仕事の時間は、午前10時半から午後2時半までだという。しかも、昼食の時間はたっぷり取るのだそうだ。

 そして、後は数学の知識を生かして、ポーカー、バックギャモンなどに興じるという。ギャンブルにもめっぽう強く、ポーカーの大会に出場するほどだ。かつては1日で1億円以上稼いだ日もあるという武勇伝を持つ。

 ビール氏は「これで若い数学者が触発されてくれればいい」と学会を通じてコメントしている。

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