アジア地域の億万長者数・過去最高に

 ボストンコンサルティンググループ(BCG)が発表した報告によると、アジア地域では、新興国の急速な経済発展に伴い、家計金融資産が過去最高記録となり、億万長者の人数も史上最高となった。

 報告書によると、2012年の家計金融資産は昨年比7.8%増加して、100万ドル(約1億円)以上の資産を持つ家庭は1380万件で、1億ドル(約100億円)以上の“超級富豪”家庭は1.2万件に達した。BCGはこの調査結果について、アジア地域は加速度的な経済発展のもと、金融危機の影響から脱しつつあると分析している

 また、日本を除くアジア地域は、最も成長スピードがはやい地域だと言う。家計金融資産は2011年に比べて17%増。今後5年間で資産総額は2倍に増えると予測されている。

 国別に見ると、億万長者の数はアメリカが群を抜いてトップ、2位が日本、3位が中国で、イギリスドイツと続いた。報告書では2017年までに、中国が日本を抜いて2位になると予測している。

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