スペインの国税当局が、プロサッカーFCバルセロナのFWリオネル・メッシ選手を脱税の疑いで告発したことが12日、わかった。メッシ選手と父親ホルヘさんが2006年から4年間にわたって、約400万ユーロ(約5億円)を脱税した疑い。手口としては、ドルチェ&ガッバーナ、アップルなどと似たもの。本人は容疑を否定した。
メッシ選手
タックスヘイブンは通常は欧州を介するケースが多いが、管理会社の所在地はウルグアイ。かつては、OECDのブラックリストにも掲載された国だ(現在は解除済み)。南米のタックスヘイブンを使った手口が、今後の捜査で明らかになっていきそうだ。また、ベリーズも経由させているようだ。
メッシ選手の昨年の年俸も含めた年収は、総額で約3500万ユーロ(約43億円)で2位。財政悪化が著しいスペインの現状もあり、高額所得者への課税強化は今後も続けられていくことになりそうだ。