米著名投資家ウォーレン・バフェット氏とのランチをともにする権利のオークションが終わり、今回の落札額は100万ドルだった。2000年の開始以来、最高額となった昨年の345万ドルから3分の1未満に減額。過去の落札者たちは、どんな目的で落札し、そして、何を得たのか、まとめてみた。
直接的な利益につながったのは、おそらく2人だけだろう。
2010、11年に当時としては最高額の262万6411ドルで落札した、テッド・ウェシュラー氏がまず挙げられるだろう。
2000年 2万5000ドル ?
2001年 1万8000ドル ?
2002年 2万5000ドル エドワード・ジョーンズ
2003年 25万100ドル デビッド・アインホーン
2004年 20万2100ドル ジェイソン・シュー
2005年 35万1100ドル ?
2006年 62万100ドル 段永平
2007年 65万100ドル モニッシュ・パブライ
2008年 211万100ドル 趙丹陽
2009年 168万300ドル サリダ・キャピタル
2010年 262万6411ドル テッド・ウェシュラー
2011年 262万6411ドル テッド・ウェシュラー
2012年 345万6789ドル ?
2013年 100万ドル ?
ヘッジファンド運用会社ペニンシュラ・キャピタル・アドバイザーズの創業者で、じっくりと投資対象の有価証券報告書など資料を読み込んで500時間以上の検討時間をかけるのがポリシーだという。
バリュー投資家でもあり、バフェット信奉者。この2回のランチで意気投合したのだろう。バフェット氏の投資会社バークシャー・ハサウェイのポートフォリオマネジャーとして加わったのだ。まさかいっしょに働くことになったという初めてのパターンだ。
年次レターで、2012年のリターンはS&P500の2倍以上のリターンをたたきだしたそうで、「わたしを追いやるほどだ」と称賛していたほどだ。