ウォーレン・バフェット氏(グライド財団より)
このランチには、具体的な投資の話はいっさい行わないというルールがある。しかし、アインホーン氏は聞いてみたそうだ。
アインホーン氏の著書「黒の株券」に次のような一節がある。
空売りの話題となり、アインホーン氏が「アライド・キャピタルをどう思うか」と聞いてみたところ、バフェット氏は「アライドのことは知らないが、空売りして勝つのは大変だ」と答えたそうだ。
アインホーン氏と言えば緻密なバリュー分析に基づく、空売りが得意。この後にアライドの空売りで大儲けしている。その後も破たんしたリーマン・ブラザーズの空売りでも大きな戦果をあげている。
2009年の落札者、カナダのヘッジファンド運用会社サリダ・キャピタルだが、リーマンショックで資産回収が思うようにできずにいたところの落札で、業界にちょっとした驚きを与えた。
こちらは、ランチの落札をPR材料に使おうとしたのではないか、とも見られる。