今現在、30歳代の人が資産1億円を達成しようとしたら、どうすれば良いのか。相続税制が改正されることもあり、投資・マネー系雑誌では50歳代向けに相続の特集が組まれることも多いが、現実的にはそれをアテにできない30歳代も多いことだろう。ここでは、1億円達成して富裕層の仲間入りを果たすまでの方法を3つに分けて見てみることにする。
1、仕事で大成功すること
ゆかしメディアで人気コラム「30代で年収3000万円を実現する方法」を連載中の竹内正浩さんの説明では、独立事業主となり、日夜努力を怠らずに頑張り続ければ、事業が軌道に乗り、30歳代で年収3000万円は十分に可能性があるという。
自分が頑張った分だけ、すべて自分のものになる。こんな素晴らしいことは他にないが、もちろん、独立・開業のリスク
は覚悟しなければならない。
2、株、FXなどで大成功すること
「1%」。個人投資家で1億円以上の資産を築いた人の割合は、実はこの程度だという。成功した個人投資家にたずねると、だいたい、そのレベルの数字になる。
また、個人が、信用取引で市場から退場するのは2年くらいだとも言われている。このように激しい戦いが繰り広げられる市場では、常に新たな「カモ」を探しているのだ。ちなみに、昨年、投資助言会社アブラハム・プライベートバンクが、累積投資金額300万円以上の個人投資家1000人に行った調査では、7割が負けており、その損失額の通算は1人あたりベンツ1台分に相当するマイナス525万円となっている。
3、時間を味方にして複利運用
投資でも短期で勝負すれば、結果はどちらに転ぶかわからない。しかし、長期で着実に積み立てを継続していくことで、リスク&リターンをコントロールしやすくなる。アブラハム・プライベートバンク提供の「いつかはゆかし」で、海外ヘッジファンドに毎月5万円を積み立てて、30年間年利10%以上で運用すれば、効率的に1億円を目指すことも可能となる。これなら、今の仕事も続けながら、投資で胃の痛い思いをせずに資産運用することが可能だ。
ここでは以上の3つの方法論を挙げてみたが、結果的にどの方法を採用しても、勝ち組になればそれでいい。ただし、失敗が最も少ないのは、3番目に挙げた、時間を味方にして
複利運用する方法だろう。ここに資産1億円を達成する一つの答えがありそうだ。
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