知人の入院を装って海外療養費を詐取したとして、警視庁組織犯罪対策1課が詐欺の疑いで、タレントのローラさん(23)の実父ジュリップ容疑者(53)の逮捕状を取った。現在は出頭要請を拒否していることもあり、同課は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて現地警察に手配した。ローラさんは今後も活動をこれまで通りに続けていくことを発表。しかし、事件の進展具合によっては、自粛も迫られる可能性もあり「数億円の損害になる」(芸能関係者)と示唆する声も上がっている。
稀にみるシンデレラストーリー
ローラさん(公式ツイッターより)
芸能界の業界人にとって最もおもしろいという瞬間は、自分が育てたタレントが「売れる」こと。しかもローラさんクラスの人気者となれば、言うまでもない。しかも「恥ずかしながら最初は、まったく知らなかった」(大手芸能プロ関係者B)というくらいの設立わずか5年の小さな事務所から出たともなれば、本当のシンデレラストーリーだ。
そうした矢先に降りかかったのが、今回の事件だ。大ブレークの陰で、昨年からすでに一部の週刊誌では、父親に関する疑惑についての取材が進められており、取り上げられたこともあった。犯行手口はかなり悪質でもあり、かなり根が深かそうな事件ではある。
もちろん、本人も今後は事情を聴かれる可能性も否定はできないものの、現段階で事件とは無関係。事務所は、今後も変わらず活動していくことを発表した。芸能ビジネスは人気商売だけに、こうした事件は一般企業よりも大きな痛手となる。それは、本人に責任がなくともだ。