衆参両院は、国家議員の昨年2012年の1年間の所得報告書などを公開した。YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)は、その公開資料に基づいて独自集計し、ランキングにまとめた結果、1位は昨年に続き鳩山邦夫氏で、3億3462万円だった。資産公開と合わせて「2冠王」となった。
鳩山氏が株式譲渡だけで約3億円
昨年は5月から約13%、さらには12月から20%の歳費と期末手当が削減されたために、全体に水準は下がった。また、昨年は総選挙が行われたため、1年生議員も多く誕生し対象外の議員も多い。
1 鳩山邦夫 3億4625万円
2 中村博彦 7754万円
3 鴨下一郎 6703万円
4 伊達忠一 6162万円
5 長谷川大紋 6062万円
6 松田公太 5631万円
7 中西健治 5556万円
8 小沢一郎 5549万円
9 亀井静香 5207万円
10 谷岡郁子 4989万円
※敬称略、1000円以下切り捨て
鳩山邦夫氏
株式は昨年中の売却のため、アベノミクス相場の恩恵には属したかどうかは微妙なところだ。今年は証券券優遇税制の期限が今年で切れるため、売却益にかかる税率10%から、20%に戻る。そのために、保有株式の売却を行う可能性も否定できない。
ちなみに昨年時点での保有株は次のとおり。
・ブリヂストン 415万株
・永坂産業 9.6万株
・学研 3.3万株
・NIPPO 3.0万株
・日本電信電話 60株
・マツダ 50万株
・ユーロジャパン7500株
ちなみにブリヂストン株だけで、時価は145億円以上になる(7月2日終値ベース)。