中国富豪とのお見合い選抜が今年も盛大に

適齢期人口は男性が1800万人多

 Aさんは40歳代の不動産業男性に気に入られ、去年の末、結婚。日々の暮らしは少し退屈ではあるが、高級車に豪邸、着るものも食べるものも少しも困らない生活を送っている。彼女の親戚の何人かは農村から武漢に引っ越し、夫の会社で働いているのだと言う。

 中国メディアは、「愛情を商品化している」など、こうしたパーディーを批判的に伝える内容が多い。

 だが、中国での富豪お見合いパーティーはいつでも盛況だ。初めて億万長者のお見合いパーティーが開かれたのが2010年。当時の参加費用は約6万元(約96万円)だった。参加した男性富豪は300人あまりで、女性は1万人を超えた。翌2011年に開催されたパーティーはさらに盛り上がりを見せ、参加費は約10万元、参加男性は3500人あまり、妻候補に名乗りをあげた女性は5万人を超えた。今でもどこかで開催されれば、必ず話題となる。

 現在の中国では適齢期に達した男性の数は女性よりも1800万人多いとされる、さらに2020年には3700万人の男性が結婚できないという統計がある。若者にとって、就職だけでなく、結婚も激戦だ。こうした状況下で、益々愛情の商品化が進んでいくのだろうか。

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