イタリア高級車ブランドのフェラーリは、社内での従業員間の電子メールのやりとりに関して、同じ内容のメールを送るのは3人以内、つまり4人以上に同じメールを送らない、とする社内ルールを設けた、と発表した。意思伝達をメールではなく、もっと会話を増やすことを目的としたもの。7月3日からすでに実施している。
「同僚との会話する機会を多く、メールは最小限に」。
こう題された発表には、フェラーリは「これまで多くの従業員が、1日の平均的な就業時間内に、自分に関係のないEメールを受信することで、効率の悪い、無駄な時間を消費していました」と説明している。
同社に限らず一般的にオフィスワーカーの事務作業時間全体の15%が、メールに費やされているとも言われている。
そこでフェラーリは「ひじょうにシンプルかつ明確な業務命令を発令することで、この問題の芽を摘むことを決定しました」という。メールを減らす代わりに、会話での支持を明確にして時間効率の短縮を行う。