電子商取引で実績のあるアマゾンが参入しても何ら不思議はない。この時点で、アマゾンは正式なコメントは出していない。
アマゾンで扱う商品の場合は「固定価格」での販売を行っているが、オンライン入札にも十分に対応できるかどうかの、ノウハウは蓄積していく必要はあるだろう。だが、数千万円、1億円超クラスの美術品を扱うことができるようになれば、アマゾンの美術品オークションも成功ということになるだろうか。
ただし、18世紀創業で、世界最大ののオークションハウスのクリスティーズ。もう一方の雄であるサザビーズは、オンライン上でオークションを開催した初の美術オークションハウスとしても知られる。
この両者の築いたブランドは確固たるものがあり、出品者の意識としても大きな壁となる。アマゾンが参入するならば、少なくとも手数料の引き下げなどの対抗手段が必要となりそうだ。
他にも、アマゾンは昨年、高級ブランド販売部門を設立する可能性がある、と仏ヴォーグに伝えられたこともあった。