こだわるメードインジャパン
そう語る吉田社長だか、生産を中国など労働コストの安い新興国へ全面的にシフトするつもりはない。冒頭のコメントにもあるように「メード・イン・ジャパン」にこだわる考えだ。
その理由の一つが、いま複数の自動車メーカーと純正のオプション製品としての採用交渉に入っていること。先方から要求される高い品質基準を満たすためには、すぐに意思疎通が図れるところにモノづくりの現場を持っていることが重要になるからだ。
「ドライブレコーダーの普及率はタクシーでもまだ30%程度で、一般車であるとわずか数%にすぎません、ドライブレコーダーはまだ黎明期といってもいい状況で、市場拡大の余地はかなり大きいものと見ています」と吉田社長は確かな手ごたえを感じている。
卸売会社からメーカーへと進化をとげた同社の今後の動向からは目が離せそうにない。