歴史に残る大舌戦から半年。米著名投資家カール・アイカーン氏が、ライバルのビル・アックマン氏について「わたしは今では彼が好きだ。だから、彼については、もう何も言わないだろう」などと語った。
これは17日に米ニューヨークで行われた、CNBCなどが主催した投資家向けカンファレンスで、キャスターから「ハーバライフについてだけど、最近、話題になりましたね」と話を振られて言及したもの。
「彼が、ウォール街ではベストな人物ではないということは、もうみんな分かっただろう。
わたしは今では彼が好きだ。だから、彼については、もう何も言わないだろう」と、アイカーン氏が述べると、会場からは爆笑が起きた。
2人は10年にも及ぶ戦いの歴史があるが、まずは今年1月24日の舌戦を少し振り返る。ハーバライフ株の取引を巡って、売りを仕掛けたアックマン氏に対して、アイカーン氏が批判。2人同日のCNBCの生放送にビデオ出演。
その模様は米二大投資家、TV論戦で「ピー」音連発で詳しく伝えているが、前代未聞のマスキング、いわゆる「ピー」音が発言に入るという、CNBCではあり得ない放送となった。