年収1000万円以上の男性は「おひとり様」率高い

 国交省は「結婚による追加的な経済的メリットを感じにくいことなどが理由と考えられる」としている。

 また、1000万円以上になると、交際経験なしが2.3%と極端に低くなり、経済メリットを生かしているようにも見える。交際経験は既婚率とは違って、年収にほぼ比例しているようだ。

 年収1000万円台のマスコミ関係者Aさん(30代)は婚約はしたが結婚にいたらなかった経験を持つ。現在も独身だが「一回話が潰れてから、結婚する気はもうなくなった。時間もお金も自由になるし、食べるものも外食で何とかなる。特に生活には困ることもないし、家族や子供が欲しいとは思わなくなった。困ることがあるとするならば、性欲くらい」という。

 家庭を維持するために必要なお金と時間を自分のために自由に使うためには、良い選択肢とも言えなくはない。Aさんは、給料にもあまり手をつけておらず、将来的には定年を前に早期に会社を辞めて悠々自適な生活を送りたいのだという。

 年収が多いほど、ライフスタイルが自由になる、というまさに当然の結果が調査で改めて明らかになっている。

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