7月8日にやっと法人化
ただ、マクロビオティックであると、男性の食欲を満たせるかが心配になる。しかし「しっかり食べ応えがあり、和洋中とバラエティー豊富なメニューは、玄米菜食は地味で味気ないと思われている方によく驚かれます」(松本さん)というから、ご主人も満足しながらお箸を伸ばしてくれそうだ。単に料理を頼むだけでなく、2000円の追加料金で、調理のプレイベートレッスンも受けられ、こちらの人気も高まっている。
「ニーズの高まりに応えていくために、できるだけ早く月間200回の利用に対応できる体制を整えていきたい」と語る松本さんは、7月8日付で法人化を行ったばかり。
自らも依頼のあった家庭に出向いて調理を行っている松本さんだが、いま10人いるスタッフを増やすために、新人の調理や接客の指導にも時間を割いていく考えでいる。「パーソナルシェフ・サービス」という新しい業態が珍しくなくなるのも、そう遠い日のことではないだろう。