いまや男性の5人に1人が「おひとり様」、いわゆるシングルという時代になった。それは、国土交通白書で裏付けられており、2010年時点で30〜34歳47.3%、35〜39歳35.6%の未婚率となっているのだ。この現象は今後も止まることはないと見られるが、意外にも老後は自由すぎる生活設計で苦しむこともあるようだ。
一般的に、おひとり様の家計は自由だ。財布を妻に握られることもなく、子供の養育費も必要なく、基本的にはとりあえず好きなだけ使えば良い。
しかし、その自由すぎる生活が一つのリスク要因だ。米ルイビル大学が発表した研究結果によると、独身男性は既婚男性よりも、なんと平均して8~17歳も早く死亡するというのだ。また、確率にして、32%も既婚男性よりも早く亡くなるのだという。 既婚男性の中には結婚がストレスと言うものもいるが、統計的には、独身の方がストレスがあるようだ。
「日経マネー」9月号が、「男おひとりさまの老後資金」と題して特集を組んでいる。同誌によると、「退職の時点で老後資金として必要額を準備できたか」との問いに、「準備できなかった」と答えた人の割合は既婚者よりも高かったという。 逆に「ほぼ準備できた」とする回答は既婚者の割合が高かった。
おひとり様男性は、早死にするし、老後のお金も足りないしで、一体、今からどうしたらいいのか? そこで、30代・40代に対する資産運用コンサルティングの実績が豊富なアブラハム・プライベートバンク社に聞いてみた。
‐老後資金のことは面倒くさくて考えたくないのだが?
モテる独身男性は、給料があれば、あるだけ使ってしまいがちです。貯金とかは面倒くさいと思っている。ところが、賢くてモテる40代独身ビジネスマンの中には、”いつかはゆかし”を活用して、給料口座から自動で海外積立をする”仕組み”をつくっていらっしゃる方も多いです。
毎月、クレジットカードから定額で引き落とすことができて、自分が選んだ海外の一流ヘッジファンドに積立できるので、全く煩わしさがありません。しかも、クレジットカードのポイントを溜めながら、自然にお金を運用していく楽しさもあります。途中でやめることも減額することもできるので、面倒くさがりの男性でも、とりあえず始めてみる気になるようです。
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早速、「いつかはゆかし」公式HPでシュミレーションをしてみると、43歳からでも月10万円を積立をすれば、計算上は、66歳で1億円が貯まることになる。「そもそも夫婦2人で必要な老後資金が1億円なんだろ。自分は、一生独身だから、老後に1億円もいらない。だから自分は半分の5000万円でよい」というのであれば、月5万円だけ積み立てれば、老後資金を確保できる。
海外一流ヘッジファンドのマネージャ-は、一片の愛情も笑顔もみせてくれないかもしれないが、富だけはおひとり様男性にもたらしてくれるかもしれない。早死にするかもしれないが、お金で苦労することはないだろう。