ドラッケンミラーの再来? ソロスの下からまた30歳代のスター誕生か

すでに20代で頭角現す

 ポール・ソーン氏はイェール大学経済学部に在籍し、ラクロスでは著名選手だった。卒業後にヘッジファンド業界入り。


ポール・ソーン氏
 ソロス・ファンドマネジメント入りし、その後ドラッケンミラー氏のデュケーヌ・キャピタルへ入った。早くも頭角を現して、28歳時には、優秀な30歳以下のトレーダーをピックアップする「トレイダーズ・デイリー 30アンダー30」にも選出されている。だが、まだまだメディア露出はなく、経歴が書いてあるサイトが少し存在する程度で、ミステリアスな存在だ。

 ところで、師匠のドラッケンミラー氏が仕掛けた英中央銀行へのポンド売り。その金額は30億ドル、日本円にして約3000億円だとされる。ポジションは自身で決定したが、投資資金が巨額になった理由は、ソロス氏の進言があったからだという。

 おそらく、最近のハーバライフの株価の上がり具合からすれば、大きな買いポジションになっていると推測されるが、その理由としては、ソロス氏の進言があったのかもしれない。

 ソロス氏は昨年後半から、日本の市場で約1000億円の利益を出したとも一部で伝えられたが、これもソーン氏の決めたポートフォリオによる成果なのだろうか?
35歳のマクロの天才の口からはまだ何も語られていないが、さらなる伝説を築いていくかもしれない。

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