HBS卒の美人校長の真のセレブ養成スクール(中国)

 近年の急速な経済発展によって、中国の富裕層は増加しつづけ、1000万元以上の資産を持つ人は102万人以上いるとされている。そんな中国人富裕層の世界的なイメージといえば、「贅沢品大量買いの成金」といったところだろうか。贅沢品をどこまでも追い求め、海外のブランド品を買いあさる姿は、世界中の人々を驚かせた。欧米で販売された高級品の約6割を中国人が買ったという統計もある。

 だが、こうしたイメージは一部の中国人富裕層を不快にさせるかもしれない。富裕層の一部の女性は、ブランド品を買い込むだけでなく、“本物のマナー”を身につけ、真のセレブになるためにお金をかける。今、北京で、マナーや儀礼を特訓するフィニッシングスクールが注目を集めている。


何佩嵘(Sara Jane Ho)さん
 スクールの名前は瑞雅礼儀(Institute Sarita)。今年始めに開設されたばかりだ。主なコースは2つで、週一回、3カ月間に渡って開かれる既婚者向けの“女主人儀礼コース”と16歳以上の未婚女性向けに開かれる、“淑媛儀礼コース”。費用はそれぞれ10万元(約160万円)と8万元(約120万円)。これとは別に、プライベートレッスンもあるという。

 講義は、北京にある豪華なホテル内で行われる。女性たちは「皮のむき方から種の出し方まで。一つのオレンジをフォークとナイフを使って如何に上品に食べるか」を学ぶ。

 ここで講師を務めるのが何佩嵘Sara Jane Hoさん(27歳)。スクールの代表をつとめる。

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