女が高級品を持つのは、自分の男を他の女に取られないため。
こんな新しい解釈のなされた研究結果が、米ミネソタ大カールソンスクールの
Vladas Griskevicius助教授(マーケティング)からこのたび発表された。まず、同助教授が立てた仮説は、交際男性との関係を誇示するものであり、研究ではそれを裏付けようというものだ。
ヴィクトリア・ベッカムさん
バッグはエルメス
もちろん、過去に行われたテキサス大学などの研究では、高級品を所有すること自体は、個人の自尊心を高め、ステータスを誇示するという意味も過去の研究では明らかになっている。
ブランドのロゴを書かせるという実験では、自分の男性が他の女性に取られたという想像をさせた後では、そうでない時の2倍の大きさでロゴを書く傾向にあったという。嫉妬心はブランドをより強く意識させる傾向にあるようだ。
男性と女性ではブランドを持つ意味が少し異なるということになる。つまり、男性は異性のために。一方で女性は同性のために。早い話が、自分の男を他の女から奪われないようにするために、ということだ。
年間でハンドバッグの消費量は総額2500億ドルに上るというが、男女のこうした思惑に支えられているということだ。
次に男性の消費について見ておく。