任天堂の岩田聡社長「辞任公約」反故にウソツキの声も

 2期連続で営業赤字だった任天堂で、「2014年3月期の営業利益1000億円はコミットメント(公約)」とした岩田聡社長の動向が注目されている。7月31日に発表した第1四半期連結決算でも営業赤字となったため、「来年は社長交代」との見方が広がったためだ。だが、岩田社長は「達成できなかったら辞任するとは言ってない」といい始め、ファンの間では「社長はウソツキ」と批判する声も出ている。

残り9カ月で営利1050億円達成の自信?


岩田聡社長
 任天堂の第1四半期の営業損益は49億円の赤字だった。赤字幅は前年同期の103億円より縮小したが、通期で1000億円の黒字を達成することはかなり難しそうだ。同社の決算短信によると、広告費や研究開発費などの“先行投資”が重荷だったという。

 「海外でのニンテンドー3DSの販売拡大のための広告宣伝やWii U向けタイトル等の研究開発を推進したこと等もあり、販売費及び一般管理費が売上総利益を上回り、49億円の損失となりました」としている。

 それでも、短信1ページ目の最下段に掲載する通期予測はには「1000億円の営業利益」を記載しており、残りの9カ月で約1050億円もの営業利益を上げる自信があることになる。

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