任天堂の岩田聡社長「辞任公約」反故にウソツキの声も

営利1000億円に「ウソだろうが!」の声


任天堂本社
 ゲームの主戦場はクリスマス商戦。今期後半に発売するソフトによほど自信があるのだろうか。「スマホで無料ゲームが楽しめる時代になり、ソフトの利益率が低くなっている」(ゲーム業界関係者)ため、「営業利益1000億円達成には懐疑的」(証券アナリスト)という声が圧倒的に多い。

 1月の経営方針説明会で岩田社長は、営業利益の目標について「コミットメント(約束)だ」と述べ、出席者の多くが「経営責任を取る可能性を示した」(アナリスト)と受け止めた。

 だが、6月27日の株主総会で岩田聡社長は株主からの質問に対し「辞めると言った覚えはない」と語り、信義を大切にするゲーマーの間で不信の声が上がった。

 任天堂のホームページに掲載されている総会での岩田社長の発言は、「『コミットメント』という言葉を使ったことで、『辞任を示唆』という記事が出たのはおっしゃるとおりですが、私は自分の進退について何か語ったことはございません」というものだが、説明会に出席したあるアナリストは首を傾げる。

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