「団塊世代はうちのお客様にならないで」(いすみ鉄道)

 まんまと逃げ切りを果たした団塊世代。旅行などレジャー産業においては優良顧客として崇められる? 存在だが、ある社長が「要らん」という勇気ある発言を行った。

 それは、千葉県のローカル鉄道である「いすみ鉄道」(千葉県大多喜町)の鳥塚亮社長。営業運転距離わずか約27キロという千葉県の房総半島を通るこの鉄道は、1998年の開業以来赤字続きだったが、急速に経営が上向いている。

 そのいすみ鉄道社長ブログの中で、「団塊の世代の旅行需要 その2」と題して意見を表明している。

 同鉄道は、「イタリアンランチクルーズ列車」という1万円以上という商品プランを提供しているが、これについて。乗客は、ほとんど団塊世代はいないという。実は3、40歳代が中心だという。

 その点を踏まえて、要らない理由を次の3点列挙しているのだ。

理由その1 とても手が掛る
理由その2 いちいちうるさい
理由その3 いずれ居なくなる

 むしろ、団塊世代もこれだけハッキリ言われると、納得がいくのではないだろうか。

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