早く買うほうが身のため
新築マンションの販売戸の平均価格は5128万円(首都圏、不動産経済研究所調べ)。購入の許容度として、一般的には年収の5~6倍が妥当と業界ではされている。
ちなみに年収1000万円の場合なら、5、6000万円ということになる。
仮に5、6000万円レベルの物件を購入しようにも、価格高騰、ここに消費税増税8%→10%が加わり、さらには金利上昇の可能性も考慮に入れなければならなくなる。富裕層ならともかく、アッパー層では、ちょっと手を出しづらくなりそうで、購入するマンションのランクを下げる必要が出てくるかもしれない。
各マンションのモデルルームの担当者は一様に口をそろえて「いまは早く買った方がいいです」というが、これが売り文句ではなく、皮肉にも親切心にも聞こえてくる。