まず職業と、その職業でのポジションを見ることで、その人が資産をどのようにして築いたのかがよくわかる。
男性は投資銀行など金融関係に就く人が20%という圧倒的な高い割合となっているのに対して、女性は無職・財団などが15.2%になっている。つまり、職業がなくても暮らしていける資産を受け継いだか、もしくはファミリーの資産を継承する財団
などの団体のトップとして君臨するか、という相続が前提だと思われる。
それは、ポジションを見ても明らかで、男性は組織のトップであるが、女性は株主が14.6%と最も高く、こちらも君臨する側で、つまりファミリーの資産を相続した可能性がひじょうに高い。
業種(男) (女)
・金融 20.0% ・無職、財団など 15.2%
・財閥 6.3% ・金融 14.2%
・製造業 5.5% ・アパレルなど 7.6%
・不動産 4.8% ・財閥 6.7%
・建設&技師 4.3% ・製造業 5.2%
ポジション(男) (女)
・社長 21.9% ・株主 14.6%
・CEO 14.2% ・ディレクター 12.2%
・ディレクター 6.9% ・社長 8.1%
・プレジデント 5.7% ・CEO 7.4%
・創業者 4.1% ・プレジデント 5.6%
職業と地位だけで見てきたが、実際に相続の割合は男性が14%に対して、女性は53%と多くなっている。