有名人一家は末っ子のケアー次第
「有名人がいる家庭は、末っ子のケアーをいかにしてやれるかで決まります」
そう話すのは、芸能スクール運営も行っている、ある芸能プロ幹部。
「家庭の中心であるお母さんが、芸能活動をしている子供さんに掛りっきりになってしまいます。だから、下のお子さんがいる場合にはちょっとした話も聞いてやったり、些細な出来事でもちゃんとケアーしてあげるようにアドバイスをしています」
母親は、その子供の送り迎え、付き添い、精神的なケアから何から何まで、ほぼ時間を取られてしまうこともあるそうだ。そのため、ヘタをすれば他の子供に手が回らず、また夫でさえも給料を運ぶだけの人になったり、売れれば売れるほど家庭内の空気が冷たくなることもあるのだそうだ。
やはり子供を同じに扱うことは難しいながらも「御姉ちゃんは仕事が忙しいんだから、●●はちゃんとして」などと、比較して叱るなども絶対にしないように伝えているという。
逆に末っ子が有名人の場合はうまくいくことが多いそうだ。それは、兄、姉も事情をわかって活動に協力的だからだという。
というのも、過去には固有名詞を挙げることは避けたものの、表ざたにはならなかったが、下の子供が補導されたり警察にお世話になったりしたケースもよく聞いたという。
表ざたにならなくても精神的なダメージは大きく、家庭に暗い影を落とす。事件になった例としては、元モーニング娘。の後藤真希さんは弟が事件を起こすたびに、仕事に支障をきたすなど同情する声も多い。また、女優の三田佳子さんの次男が覚せい剤取締法違反で逮捕されたことがあった。小遣いを月70万円も与えていたという仰天の子育て事情が後に明らかになり、女優生命を完全に断たれた。最近では、AKB48の高橋みなみさんの家も弟をめぐって母親を巻き込んで刑事事件となった。
次男はもうすでに31歳だが、これまで「みのもんたの息子」と言われて生きたきた。ここまでの育て方はわからないが、今から振り返れば思い当たることはあったかもしれない。