ビーチの白い妖精、カオル姫が力を出せない理由

 カオル姫の愛称で人気のビーチバレーの菅山かおる選手(30)が海外遠征を計画していることが明らかになった。6人制では元日本代表だがまだデビューしたてのカオル姫。だが一方で、海外の方が力を出せるという見方もある。

 6人制バレーでは高校時代からスター選手だったカオル姫。人気と実力を兼ね備えた貴重な人材として、今年ビーチに転向したが、結果はサッパリ。しかも現在はパートナー不在という試合さえできない状況にある。だが、海外で力を出せると見られる理由はこうだ。

 関係者によると、ビーチは6人制と違い、まだまだ色物的に好奇な目で見られることも多く、本人はまだ少し水着に抵抗があるようだという。ファン対応、マスコミ対応などでも、浅尾美和選手あたりとはまだ差があるといわれる。報道陣からすれば、もっと取り上げたいという意図はあっても、肝心のカオル姫自身が水着を嫌がっているフシもあるという。そこは元日本代表のプライドなのか?

 過去に川合俊一・日本ビーチバレー連盟会長も、選手の水着に広告掲載のビジネスチャンスがあると語ったほどで、どうしてもプレーよりも水着に目が行きがちになるのが現状だ。

 だが、海外では、ビーチバレーは純粋にスポーツとしてとらえられている上に、日本ほど大勢の報道陣が来ることもない。今の日本での立ち位置は本人が望んでいない「アイドル」。静かにプレーに集中できる環境は日本よりも海外は整っているともいえる。あとは良いパートナーがいれば、次回のロンドン五輪に向けて楽しみな存在となるかもしれない。

 ただし、日本の報道陣も、海外に行ったからといって黙っているはずはない?

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