iPhone「5s」「5c」原価差25ドル、前作よりもコストダウン

 米アップルは新型スマートフォン「iPhone」のハイエンド版「5s」と廉価版「5c」
を発売したが、原価の差は25ドルしかないことが25日わかった。また、前作のiPhone5よりもコストダウンを行っていることも判明した。

 米調査会社IHSがiPhoneの5sと5cをそれぞれを分解して調べたところによると、各々のコストが判明した。

       原価    価格  マージン
 5c16G 173.45ドル 549ドル 68%
   32G 182.85ドル 649ドル 72%


 iPhone5の原価コストが1台あたり197ドルだといい、それよりもコストを下げていることがわかる。製造コストはそれぞれ7ドルに抑えてもいる。(研究開発費用やプロモーション関連などその他の費用は一切考慮していない)

 5cは廉価版で、中国などの新興国での普及を促進するためのものとして位置づけられた。ただ、そのために利益率をあえて下げるということをしていない点で企業努力が見える。

 一方でハイエンドモデルの5sだが、次のようになる。

       原価  価格 マージン
・5s16G 198.70 649 69%
   32G 200.10 749 72%  
   64G 210.30 849 74%

 タッチスクリーンは41ドルと、各端末のコストとして依然として最大を占めている。また、無線関連部品も32ドルと同じく高価なままだ。5sの特徴でもある指紋認証センサーだが、こちらは安く約7ドルだった。

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