六本木の女衒S氏が語る年代別「富裕層の愛人遊び」

手配師には旨味なし

 「現実的に、あまり夜中になってしまうと紹介できる女の子が、少なくなります。休日前などならまだしも、平日だとOLなどはまず断られます。キャバ嬢くらいですよね。お断りすることが多いのですが、21~22時くらいだと、『いいよ』と言ってくれる女の子もいるので、数時間で勝負が別れるという感じですね」

 場所は圧倒的に六本木が多く、朝まで遊ぶという。なんともタフな話である。

 逆に、年配の方のケースだと全く逆であるそうだ。

 「写真などの資料があれば、『見せてくれない?』と言われることも多く、セッティングはお見合いに近いですね。1週間ほど前から予約をして、スケジューリングもする。その日は、早めに仕事を切り上げて、食事に行って、ホテルに行く。気があえば、ずっとおつきあいをしてきたいという感じです。その年代になると、自分で女性を捜すのも面倒みたいですね。でも、若い女性と楽しく過ごす時間は欲しい。そういう感じで、依頼があります。彼らのようにゆとりのある愛人遊びは楽しいだろうなと思いますよ」

 ちなみにS氏はまだ30代半ば。まだまだ忙しい盛りの年代だ。

 「僕ですか? 愛人遊びをするような時間もないんですが、彼らのように豪快に遊べる金銭的な余裕もありませんよ」

 夜の手配師は、数多い美女と知り合ってはいるが、「全然遊んだことがない」とぼやいていた。やはり、芸能人レベルの美女と楽しく遊ぶには、それなりの資金力が必要だということだろうか……。

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