2009~2012年の4年間で米国で最も盗難台数が多かった高級車のランキングが、「NATIONAL INSURANCE CRIME BUREAU」(全米保険犯罪局、NICB)から発表され、1位はメルセデスベンツCクラスの485台だった。
ランキングではメルスデスベンツが3タイプ入り、BMWが2タイプ入っている。
1 メルセデスベンツCクラス 485台
2 BMW3シリーズ 471台
3 インフィニティGシリーズ 405台
4 メルセデスベンツEクラス 381台
5 キャディラックCTS 326台
6 BMW5シリーズ 256台
7 リンカーンMKZ 226台
8 アキュラTSX 190台
9 レクサスIS 177台
10 メルセデスベンツSクラス 163台
ある意味で、ベンツは富裕層界の大衆車でもあり、Cクラスはベストセラーシリーズということで広く出回っていることも影響しているのではないだろうか。ただ、最近のメルセデスベンツのモデルにも、かなりの数に盗難車両追跡システムが含まれているといい、これは今年のボストンマラソン爆破事件の容疑者の見つけたものと同じシステムだ。
そのためのなのか、発見されない確率は低く、ただし発見されない確率は予想以上に低く、ベンツCクラスで16.1%、Eクラス21.0%、Sクラス41.1%となっている。BMWは3シリーズ13.2%、5シリーズ17.6%、7シリーズ36.5%で、ともに上級クラスの車の発見率が悪いことがわかる。
ちなみに盗難された場所別のランキングでは次のようになる。富裕層の多い州がやはり高級車の割合も高くなることから、順当な結果となっている。
1 カリフォルニア州 1063
2 フロリダ州 674
3 ニュージャージー州 453
4 ニューヨーク州 404