中国流「国籍ロンダリング」富裕層代理出産は投資移民よりお得?

 中国富豪のための代理出産は、アメリカ人女性の間では規模は決して大きくはないが、確実に増えている職業となっている。

中国語サイト開設する代理出産業者も

 アメリカで代理出産を希望する中国人富豪は、自分自身が不妊症または不育症である場合もあるが、子供がアメリカ国籍を取得できることからこの道を選択する人も少なくない。アメリカの法律では、21歳になった公民は、両親のためにグリーンカード(永住権)を申請する事ができるのだ。

 実際に何人の中国人がアメリカでの代理出産を利用したのかという正確なデータはないが、ここ2、3年で中国からの需要は確実に増えているという。


 代理出産の仲介業者などは、中国語のホームページを開設したり、中国語を話せるひとを雇用したりするなど、こうした需要に応える。ボストンに本部を置くある業者は、過去5年で中国人からの依頼が5例あったという。この業者は1年間に140例ほどの依頼を受けるが、このうち65%が海外からの依頼だ。

 今後はアジアからの顧客に便利なように、カリフォルニアにも事務所を開設予定で、来年には上海にも人員を配置したいとしている。

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