「ブラック企業的」働きに年収3000万円の道あり 30代で年収3000万円を実現する(11)

早起きよりも睡眠時間

 考えてみれば、たとえば、夜の時間が主な営業時間である飲食店オーナーは深夜まで仕事がありますから、仕事柄、夜遅くまで働き、朝も遅いと容易に想像がつきます。実際に私が取材した飲食店オーナーは夜遅く、朝も遅かったです。

 「10時起き、ですかね」

 30代で年収5000万円を実現し、BMWのスポーツカーに乗っている彼は飲食店を中心に複数の店舗を所有する経営者。その彼の起床時間はやはり、早起きとは言えない、遅い時間でした。

 飲食店以外にも、夜の時間が主な営業時間である仕事はたくさんあり、それぞれの仕事で成功者はいるわけです。その人たちのほとんどは夜遅く、朝も遅いわけですから、「早起き=成功」とはならないわけです。

 ただ、直接的に「早起き=成功」ではないのですが、ある面では30代年収3000万円の人の成功要因と密接に関係している点があります。

 では、その成功要因とのつながりはどのようなものでしょうか?

 それは「時間」です。

「時間」という要素に着目すると、成功要因が見えてきます。

30代年収3000万円実現者の睡眠時間の調査結果があります(有効回答数:300)。

・5時間未満:21.7%
・5超~6時間未満:33.0%
・6超~7時間未満:27.0%
・7時間超:18.3%

 一般的な人の一日の平均睡眠時間は「6時間以上、7時間未満」(平成20年国民健康・栄養調査結果)です。30代年収3000万円実現者の場合、「5超~6時間未満」の33.0%が一番多いので、全体的に睡眠時間は短い傾向にあるといえます。

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