富裕層対庶民、中国に足りない「若い女性」巡り

 ここ数年で中国は著しい経済発展を遂げたが、ひとつ重要なものが足りていない―それは若い女性だ。一人っ子政策の影響で、男女比のバランスが悪化した中国では、結婚適齢期に達した男性に対して、女性の数が2300万人以上も少ないのだ。花嫁探しは日々熾烈な競争が繰り広げられている。英BBCが伝えた。

 アイスコーヒーを手に持ちながら、ショッピングセンターに入っていく男性。彼の職業は“恋愛ハンター”。富豪男性に紹介するための、若くて美人な女性を見つけるのが仕事だ。「色白の女の子を探しているんだ。痩せすぎでも、太り過ぎでもいけない」彼は、そう話しながら、化粧をしている女性に近づいた。

 「君は独身?恋人、探していない?」女性は、頭を横に振って行ってしまった。その後も彼は、何人かの若い女性に断られていた。ちょうど良い女性を見つけるのは一筋縄ではいかないようだ。「キツそうな子はいけないけど、暗い感じでもだめだよ」そう話した彼は、突然、目標を定めると、ノースリーブに厚底靴をはいた女の子に近づいていった。

 今度の女の子は大きな目を見開きながら彼の説明を聞きいていた。今回の女性は、興味があるらしい。彼は携帯で彼女の写真を撮った。これで、ハンターの任務は終了だ。

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