ソーシャルゲーム大手のグリーは5日、希望退職者への応募数が205人になったと発表した。
今回の希望退職を行うにあたっての特別損失見込み額は約6億円になるという。また、人件費の削減額は約10億円になる見通しだという。
この希望退職者募集は10月9～同28日まで行われ、単体従業員数1762人に対して、1割以上に相当する205人から応募があった。当初の削減目標見通しは200人程度だとしていた。
退職金支給など特別損失は約6億円となり、1人あたりでは約300万円弱となる。これに対して、来年6月までの今期中の費用削減効果は10億円を見込んでいる。
同社は未成年の使用や、コンプガチャが社会問題化したことから有料化金システムを変更。2013年6月期決算は売上高は1522億円（前年同期1582億円）、最終利益も225億円（同479億円）と、減収減益となっていた。
さらに今後は、ストックオプションの行使12月以降に可能となることから、古参社員の離脱もある程度想定されている。
