「高収入ほど野菜食べる」が各国で証明される

 厚生労働省が発表の「国民健康・栄養調査」によると、世帯収入が低い世帯ほど野菜摂取量が少ないということが判明している。

 毎年実施されているが、無作為抽出した300単位区内から有効回答3412世帯を集計した。普段生鮮食品を入手している人のうち、この1年間に生鮮食品の入手を控えたり、入手できなかった理由として、「価格が高い」と回答した人の割合が30.4%と最も高く、20~40歳代では4割以上になった。

 ◆年収別の摂取量(単位はグラム/1日)
・200万円未満        男258.7、女266.5
・200万円以上~600万円未満  男266.0、女271.2
・600万円以上        男283.4、女283.4
 ※有効回答3021世帯(200未満716、200~600未満1652人、600以上653人)。

 話は先に進むが、糖分・脂肪分が高いものはアンチエイジングには大敵だとされてり、ベストセラー「フォーエバーヤング」の著書である米国の皮膚科医ヒコラス・ペリオン氏が、挙げる老化を防ぐ5品目のうち緑黄色野菜が3つを占めている。

・スウィートポテト(βカロチンなど)
肌のPHバランスを整え、乾燥を防ぐ
・ワイルドサーモン(アスタキサンチンなど)
赤い色素を形成するアスタキサンチンは、細胞の損傷を修復する
・トマト(リコピンなど)
良く知られる抗酸化物質だが、オリーブオイルとともに
食することで吸収しやすくなる
・シトラスフルーツ(ビタミンCなど)
コラーゲンが豊富で、紫外線から肌を守る。
・ホウレンソウ(βカロチンなど)
炎症やシワから肌を守る

 今回挙げた日米独3カ国の調査では、収入とアンチエイジングの関連性は調べてはいないが、食物から十分に関係がありそうだ。

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