現役プロテニスプレーヤーにしてヘッジファンド運用者のサム・バーネット氏(24)が、今年に入り再び脚光を浴びている。超人扱いされ華々しいデビューを飾ったが、超人はさらに進化している模様だ。
サム・バーネット氏(FBより)
今年に入り、米WSJでも取り上げられ、サンマリノの小さな町を購入したことが判明した。また、米ビジネスインサイダーの取材では、運用資産が1億1500万ドルになったことが明らかになっている。
取材では、起業のきっかけについて「学生時代に、アルゴリズムのトレードで実験検証した
結果がうまくいった。多くの人は本質的にリスクが高いというが、我々のクオンツ投資は多くのリスクを制限することが可能だ」と語っている。また、テニスとの両立については「基本的には、データを集めて解析することと、テニスでスコアを積み重ねていくことは深く関係していると思う」と、苦にもならない様子だ。
バーネット氏の1日のスケジュールは、テニスのツアー参戦しない時は、昼間は「本業」のヘッジファンドで仕事をして、夜にテニスの練習を行うという。デビュー当時にも語っていたが、睡眠時間はほとんどないそうだ。
超人はいつまで超人でいることができるであろうか。