小学生版MBAが中国富裕層の一部では、話題になっているのだという。日本でいえば小学2年生にあたる7歳が、同プログラムの最年少だという。
親の代で富裕層となり、その後も永続的に富の継承・発展を考えた場合に、ジュニア世代の帝王教育は欠かすことができない。また、期せずして幼くして、相続人となってしまう場合などもあり、やはり早ければ早いほど望ましいということらしい。
中国・成都プレスによると、MBAならぬ「ミニMBA」と言われているそうで、小学生を対象にして、2年間で学費9675ドルだという。中国の相場として、私立の数倍から10倍程度だという。
普通のMBA(経営学修士)のようなトップに立って意思決定を行うような訓練というよりは、どちらかというと、資産を守り、そしてさらに増やしていくための内容が中心になっているのだという。運用や経営のシミュレーション、さらには実地調査など実践に即した内容も豊富。プログラムに参加する子供は40人で、こうした教育を日々受けていくのだという。
具体的な学校名の記述はないが、英国の教育機関が行っているプログラムのようだ。
日本では学研から「こどもMBA」という経営シュミレーションゲームが発売されたこともあったが、学校で学ぶプログラムとしては聞いたことがない。基礎学力を身につけさせたい日本と、早くから金儲けを考える中国と違うようだ。